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「野良師のつぶやき」

空想の森、という文化。

もう一週間近く前のことになりますが、滋賀会館シネマホールでの「空想の森」上映会が、無事終了しました。

のべ人数、200人超のご参加を頂き、ありがたい限りです。足を運んで下さった皆様に感謝感謝です。

 

いわずもがな、この「空想の森」は北海道新得町の恊働学舎や農業を営む家族を描いたドキュメンタリー映画で、ぼく自身が共感し憧れるシーンが頻出します。

暮らすとは何か、生きるとは何か、「自分の今」に照らしながら考えちゃいますね。笑いながらの人生でありたいもんです。

 

今回、この上映に当たって、映画以外にいろんなイベント・催しを行いました。

例えば、「お米の食べ比べ会」や「オーガニックショップ」などの出店。特に印象深かったのは、「食べ比べ会」ですね。ちょっとそれを書いてみたいと思います。

 

用意されたお米は、コシヒカリ・キヌヒカリ・ミルキークイーン・日本晴・滋賀旭の5種類。

  • コシヒカリ・・・ぼくが提供しました。いま日本で一番たくさん生産されているお米です。ある種の基準になっているお米。
  • キヌヒカリ・・・絹のような光沢を持つ、ということでこの名前がついているお米です。コシヒカリの血を引くお米です。
  • ミルキークイーン・・・餅米の形質を持った、コシヒカリの突然変異種です。もちもちしてさめてもおいしく、ブレンド米の陰の立役者です。
  • 日本晴・・・かつて基準として、多く作られていたお米。しかし、今は人気にかげりが…。ぱらっとしていて、寿司に向くと言われています。
  • 滋賀旭27号・・・古い品種。日本晴より、さらに一時代前に一世を風靡したお米。「旭」を冠したお米は多数。コシヒカリも旭の血を引いてます。

 

これらのお米を、「カフェテリア結」のかまどで炊き、おにぎりにして食べ比べました。どれもおいしい!さすがです。

それを食べ比べながら、「草津パイオニアファーム(日本晴と滋賀旭を提供してくれました。旭を作るなんてすげえ、と尊敬。)」の仁張くんとお米のお話をさせていただきました。参加者の皆さんからの質問と相まって、とてもオモシロい展開になり、ぼくも勉強になりました。食べ比べ会はまたいずれやりたいなあ、と個人的に思っています。

 

何度も書きますが、本当にお米って、やっぱりおいしいですよね。

ひょんなことから、今、我が家に無農薬リンゴで有名になった、とある青森の農家さんの玄米があるのですが、これも滋味深い味わいです。

どれが良い悪い、って言うことも無く、どんなお米もおいしく飽きない味だからこそ、今の今まで皆が食べ続けることができたんだろうと思います。お米は歴史と文化を背負っている作物です。

 

イベント終了後の打ち上げ 兼 反省会 兼 交流会で、田代監督やスタッフのみなさんと話していたのですが、映画や農業をはじめとする「文化」が担っているはずの社会全体の「遊び心」が近年どんどん無くなっている感じがしてます。これは寂しい。

この映画は次回彦根にて6月に行う予定です(もちろん他所でもありますよ。ウェブサイト要チェック)。この映画を観るもよし、ぼくのお米を食べるもよし、自分の「好きな」遊びを満喫するもよし、自分の足下を見つめ直しながら、暮らしを楽しんでいけたらいいですね!

 

 

さて、滋賀会館もこの3月で終了してしまいます。滋賀会館は県の運営だったのですが、財政難とやらで…。終了後、滋賀会館をうろちょろしてたら、知人とばったり再会。滋賀会館の最後を楽しむイベントを企画しているそうです。話を聞いたら、かなりオモシロそう!→「滋賀会館の放課後

あけました

最初に書いておきます。今回は写真も何もありません。文章がだらだらと続きます。興味なければ最期の一段落だけ読んでくださいまし。

・・・

 

■家を 空けました。

14日、家を出ました。久々の一泊小旅行。ヴァレンタインとはいえ、なにか桃色のランデブーという訳でもなく、仲間三人、向かうは京都府綾部。今津に集合して、小浜→舞鶴と走れば、3時間ほどで現地に着。

ふらふらと道を走っていて、可愛らしい赤い看板を発見。導かれるままにそのCAFE、「兎遊」へ。ぼくの素敵アンテナがビビビッと反応。改築古民家で、落ち着いた佇まい。おいしいランチを頂きました。

 

■年が 明けました。

実は14日は旧暦の元旦。旧暦って馴染みが無いかもしれませんが、「月」の満ち欠けを基準にした古くからの「暦」。昼食後は「里山ネット・あやべ」が主催する旧暦の講座に参加しました。

講師の先生は久保田豊和さん。旧暦と農業について、そして暮らし方に付いて講義を頂きました。(久保田さんは暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二カ月の著者です。)たくさんの新しい知識を知った。「晴耕雨読」の「読」は本を読むことではなく、明日を読む、つまり計画をすることなんだそうだ。なるほど、昔の人はうまいこと言ったもんだ。

その後、半農半X研究所の塩見直紀さんはじめ、里山ネットの方や農業の知人に会い、寒いなか、アツい話題で盛り上がりました。いろんな共通の知人がいたり、農業の暮らしだったり、移住者のことだったり・・・。

 

■心が 開けました。

夜はキビ刈り友達(=サトウキビ刈り取りのバイト仲間)のツヨポンちに行った。綾部の上林地区の移住者のひとり。あ、ご夫婦なのでふたりと犬二匹ですね。

そして、うちの酒「天地の唄」(←軽く宣伝)と、奥さんのみさちゃんのおいしいおいしい手料理と、薪ストーブのぬくぬくとした火と、むーっちゃ楽しい会話で、夜はふけました。ひさびさにツヨポンんと話して、ギターと三線で歌って、楽しかったし、これまた移住者仲間のみやちゃんの醤油もサイコー!作り方教えてください。あーあの夜に帰りたい。

(みさちゃんは春か夏にカフェをオープンしようとしてます。みさちゃんのブログもありますし、youtubeで「どんと祭 綾部」で検索すると、彼らの家が会場になってるので、その素敵具合が一目瞭然。※どんと祭はBO GANBOSのどんとさんですよ、念のため。神社などのどんと焼きとは無縁です 笑)

 

そして就寝。起きてみると外は雨だったので、これまた家の中で大爆笑の「水あめ」パーティを開催(詳細秘密、次回会合あり)。

で、夕方、こんどはこれまた農業友達の水田さんちへ。京都の手作り市に出店したりするときは「水田家の食卓」という屋号で開店中。「はるや」さんとも一緒に出したりしてるとか。

水田さんは野菜を主に作っておられて、で、そんなつもり無かったのに、またまた夕ごはんをご馳走になってしまいました。しかも、旨い。美味すぎる。なんだアオザって?雑草?めっちゃうまいやん。そして、手作りのパンもこれまでに食べた事ない味!醤油に合うパンって!天然酵母、恐るべし・・・。

 

 

・・・

・・・こうして、ぼくら三人の「新年」は明けたのだった。旧暦の講座で、年や月のはじめの新月の夜に「計」を立てると良いとのこと。今年一年をどうするか、これからをどう暮らすか、いろんなことを考えることのできた数日間だった。しかも皆さんにお世話になりっぱなし。ありがとうありがとうありがとう。

綾部にはたくさんの移住者ともともとの住民がうまく融合しているなあ、って感じた。湖北や余呉はどんどん人口も子どもも減っていってるけど、その流れに乗らない方法がきっとある、と確信した。

それはつまり「ココにしかない暮らし」を楽しむことなのではないかと思う。暮らしに心のゆとりがあって心の底から笑えたら、豊かな生活が送れるんだろうなあと思うし、そんなみんなの笑顔はほんまに良かったよ〜!で、そんな仲間がいることが誇らしいっす!

ってことで、近いうちに、またみんなで宴会しようよ。笑おうね〜!

 

そんな同行仲間は
・まさるさん → オーガニックコットンのearthi shop
・あんちゃん → satoyama organic life「晴粒」
仲間がつながって、助けあって、笑いあいたいもんです。

鋤(すき)に持ち替える

THIS IS IT。映画観られましたか?マイケル・ジャクソンの実現しなかったツアーの映画。ぼくは2回観に行きました。複数回観に行くのは、ぼくにとってはかなり珍しいこと。

先月末、DVDが発売され、友人宅でちょこっと拝見。やっぱりすごいねえ。大ファンと言うわけではなかったのですが、あらためてすごいアーティストだなあと再確認。ツアー裏側の様子からあたたかい人柄がにじみ出てました。曲や歌詞もあらためて聞いて、なんとも愛に満ちた人だったんだと、惜しまれます。

 

そんな彼の一曲に HEAL THE WORLD って曲があります。直訳すると、「世界を癒そう」になるんですが、日本語にするとちょっと違和感がありますね。

 

その中に see the nations turn their swords into plowshares って言う歌詞があります。剣を鋤に持ち替えて・・・っていう意味ですよね。そのあたりをもう一度訳してみます。

We could fly so high let our spritis never die
in my heart I feel you are all my brothers
Create a world with no fear togehter we cry happy tears
see the nations turn their swords into plowshares
we could really get there if you cared enough for the living
make a little space
make a better place

(Refrain:)
Heal the world make it a better place
for you and for me and the entire human race
There are people dying if you care enough for the living
make a better place for you and for me

意訳します。

魂が続く限り ぼくらは飛び続けることができるよね
ぼくは思う ぼくらはみんな兄弟じゃないかって
世界のどこにいても 恐怖を感じることも無く 安心して涙を流せる世界になればいい
世界のあちこちで 剣(つるぎ)を鋤(すき)に持ち替えるようになればいい

みんながみんなを思い合えば そんな世になると思う
身近な小さな世界を慈しもう
そしてよりよい世界を描いていこう

Heal the world
より良い世界にしていこう
君とぼくとみんなのために
人は死にゆくものだけれど もしもあなたがみんなのことを思えば
ぼくらにとって本当にいい世の中になるんじゃないかな

って感じ?

そう。剣を鋤に持ち替えるんです。どっちも同じ「刃物」だけれど、用途はぜんぜん違う。片や命を奪うもので、片や命を育むもの。鋤は大地を耕す道具です。

マイケル・ジャクソンが何を望んでいたか、そしてぼくらがどういう仕事をしているのか、なかなか深い考察ができそうですね。

 

え?鋤って何って?あ、そうか、そりゃ馴染みないですよね。

備中鍬・江州鋤

左側が「鍬(クワ)」で有名な備中鍬が描かれてます。右が「鋤(スキ)」です。使い方は分かりますよね?もしかすると、マイケル・ジャクソンが描いたのは、この鋤じゃなくて、牛に引っ張らせたりするタイプかも知れませんが・・・。
(ちなみに、この画像は「このページ」から拝借しました。(社)農業農村整備情報総合センターの「水土の礎」より)

 

せっかくなので、HEAL THE WORLD の歌詞とコードを載せておきます。みんなで歌おう〜!
最近、夜になったらひとり寂しく弾き語ってますです、ハイ。

 

賤ヶ岳と余呉模様

昨日(2/7)も友達仲間と連れ立って、賤ヶ岳に上がってきました。余呉を代表する山の一つ(木之本との町境なので、木ノ本に仲間入りすることもしばしば)。でもメインの登山口は間違いなく余呉。余呉駅近くの集落から上がって、同じところに降りてきました。

昨日はこどもちゃん(1歳と3歳)も居たので、ゆっくり登山。てくてく歩いて2時間半。1歳はおとうちゃんの背中、3歳は歩いたり、ソリで引っ張られたり(←ソリの上で寝てたりも)。子どもと歩くのは、いつもと違って新鮮でいいねえ。歩くだけで楽しくなる。

山頂からの景色はこんな感じ。

北を向けば、余呉湖と余呉・福井方面の山並み。かつての戦国時代、この山の山頂には秀吉方の砦があったはず。武将達も同じ眺めを見ていたのか。

南東を向けば、湖北の平野と伊吹山。伊吹山の右手前の綺麗な円錐形は小谷山。

南西を向けば、まぶしく広がる琵琶湖。右端にポコっと浮かぶは竹生島。

 

うーん、好い山。好い日。前日は吹雪くほどに雪が降っていたので、もっと雪が多いかと思ったけど、風が強かったせいか意外に少なく歩きやすかった。スノーシュー(洋カンジキ)かいわゆるカンジキがあるといいですが、無くてもなんとかズボズボしながらも歩けそうでした。

 

で、そんなこんなで、一日を終えたのですが、ここで耳寄りおもしろ情報!じゃじゃーん。

山に登る前日、たまたま集落の集まりがあったのですが、そこで「茶わん祭」のサイトを運営している方と話をしている中で、ウェブカメラのことが話題に!なんとその茶わん祭のページにウェブカメラを設置したとのこと!早速見てみると、確かに、上丹生のご自宅から色んな方向を向けて、カメラを設置されてます。こりゃおもしろい。

余呉の雪の様子を見るにはとっても便利。我が家に遊びにきてくれる人もコレを参考にしてくれるといいですね!
>>直リンクはコチラ(丹生ライブカメラ-上丹生茶わん祭のサイト内)から

 

葉と木

葉っぱ。「はっぱ はっぱ はっぱ はっぱ」。繰り返すとすごいカワイイ言葉かもしれん。「っぱ」っていう語尾は「幼児語」の名残なのかな。頬→ほっぺ、みたいな。
木は、きっきとかは言わないね。木は木。お手手にならっても、お木木とも言わぬし。

日本語の語源からすると、1音2音程度の「短い」単語ほど古い起源を持っているんだろうから、「目」「手」「血」「毛」「頬」「耳」などの身体を表す言葉はきっと相当古い言葉。「葉」はそれと同じくらいに古いんだろうね。ほかにも「木」「実」「菜」は1音。そうそう「田」も。動く生き物は、、、「蚊」くらいか(笑)。

 

今は冬。ほとんどの木は葉を落とし、眠っている状態。暖かい太平洋側の地域では、青々した木々も沢山あるだろうけど、この日本海側の木は、そのほとんどが 葉っぱを落とす。で、山に登ると、その枝々に雪を乗せていて、時には樹氷のようにもなっていて、それはそれは美しい。(もちろん四季それぞれに美しいよ)。

で、植物の葉っぱって、すごいよなあって思う。ただそこにあるだけで、エネルギーを作り出してる。昔読んだか聞いたか憶えていないけれど、現代科学がどれだけ進んでいようとも、「葉っぱ一枚を作りだすことは出来ない」って言う言葉を覚えてる。本当にその通りだ。iPhoneがどれだけ便利でも光合成をしてエネルギーを生み出すことは出来ないし、インターネットがどれだけ便利でも酸素を流通させるのはできないし。

この地球上のいろんなもの、それはきっと偶然の積み重ねで残ったものだと思うけれども、ほんと驚嘆すべき世界を作ってる。毎日の「おいしい!」という一言も、その料理を構成している「野菜」とか「生き物」とか「塩」とかっていう自然物と、それをおいしいと感じることができる自分自身との、偶然の出会いから生まれた一言なんだよなあ!感謝!

 

あれ?こんな結論出すつもりじゃなかったのに、どっかの宗教家じみた結論になってしまった。ごめん(笑)。まあ、毎日の食卓に並んでいるはずのお米や野菜や料理は、そんなミラクルな自然物の塊だってこと。

 

昨日から今日にかけて、40cm位積もったと思う。もっとかな。50cm?雪かき隊員随時募集中です〜。よろしく!